ランドセルをリサイクル!無料で寄付できるところはある?

ランドセルの寄付、引取り先一覧

使わなくなったランドセルの処分に困ったら、必要としている人たちに有効活用してもらうという方法があります。

ここでは、ランドセルの寄付先や、買取しているリサイクルショップなどをまとめているので、参考にしてみてください。

使わなくなったランドセルはどうする?

使わなくなったランドセルを手放す方法には、以下4つの方法があります。

  • 寄付
  • 売却
  • リメイク
  • 処分

自分にとって不要な物でも、他の誰かにとってはなかなか手に入らない物という場合があります。ランドセルを寄付することも選択肢の一つです。

特に近年では、SDGsを達成するために世界規模でさまざまな取り組みが行われています。

ランドセルを貧しい国の子どもたちに寄付することは、SDGsの取り組みにもある「貧困を終わらせること」「生涯学習の機会を促進すること」などの貢献につながるでしょう。

また、ランドセルはリサイクルショップで売却できる場合もあります。

最近では、オークションやフリマアプリで個人が手軽に物を売ることもできるので、そのような方法も手段の一つです。

この記事では4つの方法のうち「寄付」と「売却」についてまとめます。

ランドセルのリメイク」や「ランドセルの処分方法」については別のページでまとめているので、気になる人はあわせてチェックしてみてください。

ランドセルの寄付先一覧

ランドセルの寄付は、最近色んな団体が受け付けている社会貢献活動のひとつで、発展途上国などの子どもたちにランドセルを贈る活動をしています。

ここでは寄付を受け付けているいくつかの団体を紹介します。

ワールドギフト

ワールドギフト

運営会社 特定営利活動法人ワールドギフト(NPO法人)
住所 〒538-0031 大阪府大阪市鶴見区茨田大宮3-7-52
電話番号 06-7505-4585(平日10時~17時30分)
ホームページ https://world--gift.com/index.html
対応地域 全国対応
料金 2,900円~

ワールドギフトでは、日本の人たちが捨てたくない、誰かに使用してもらいたいと望む身の回りのものを、海外途上国に向け寄付しています。

現地リユースを通じて、途上国支援に役立てています。

ランドセル以外にも、古着や電化製品・食器やおもちゃ・ベビー用品など、さまざまな物資を寄付できるので、ランドセルと一緒に寄付できる物があれば送るのもいいですね。

荷物の受け取りは、上記住所ではなく別の場所にある倉庫となっています。

インターネットや電話でお申込みをしてから、集荷または自分のタイミングで発送という流れです。

ECO Trading 不用品宅配回収

ECO Trading 不用品宅配回収

店舗名 エコトレーディング小牧支店
住所 〒485-0072 愛知県小牧市元町2-181
電話番号 0568-74-7400
ホームページ https://eco-friendly.site/bag
対応地域 全国対応
料金 送料のみ

ECO Trading(エコ トレーディング)では、ランドセルの他、文房具や日用品をフィリピンやタイなど、産業が少なく輸入品に頼らざるを得ない国に贈っています。

粗悪品や利用不可の品などはリユースの対象外となっていますが、かかるコストも低く、気軽に社会貢献ができます。

また、この活動では支援活動の他、処分されるゴミの量を減らし、観光保護に役立てるという目的もあります。

JOICFP(ジョイセフ)

JOICFP(ジョイセフ)

運営会社 公益財団法人 ジョイセフ
住所 〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1-10 保健会館新館
電話番号 03-3268-5875(月~金 10:00~18:00)
ホームページ https://www.joicfp.or.jp/jpn/donate/support/omoide_ransel/
対応地域 全国対応
料金 1,800円

JOICFP(ジョイセフ)は、開発途上国の女性格差を変えるために、活動している団体です。

寄贈されたランドセルは主にアフガニスタンで、教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てられます。

ジョイセフでは、通年でランドセルの寄付を受け付けています。

ただし、ランドセルを寄付するためには海外輸送費として1,800円を寄付する必要があるため、詳しい方法については公式サイトまたはお問い合わせフォームにてご確認ください。

セカンドライフ

セカンドライフ

運営会社 NPO法人グッドライフ(特定非営利活動法人グッドライフ)
住所 〒571-0011 大阪府門真市脇田町12-3
電話番号 なし
ホームページ https://www.ehaiki.jp/second/randoseru/randoseru.html
対応地域 全国対応
料金 1,980円~2,480円

セカンドライフはランドセルをはじめ、「要らなくなった物を整理したい。でも捨てるのは悲しいし、もったいない」という人のためのリユース活動です。

寄贈してくれた人の想いを込めて製品はほぼ100%、何らかの形でリユースされるというのが嬉しいですね。

また、ランドセルを寄贈した場合は、ランドセル1個につき1件のワクチンを国連やユニセフを通じて寄付できるので、リユースのほか、社会貢献活動にもなります。

ちなみに、セカンドライフへランドセルを寄付する際は、事前のお申込みが必要です。

また、セカンドライフでは基本的にオンラインでお問い合わせを受け付けているので、わからないことがある場合、お問い合わせフォームから確認してみてくださいね。

クラレ「ランドセルは海を越えて」

クラレ「ランドセルは海を越えて」

運営会社 株式会社クラレ
住所 〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-4 常盤橋タワー
電話番号 03-6701-1000
ホームページ https://umigoe-randoseru.com/
対応地域 全国対応
料金 送料のみ

「ランドセルは海を越えて」は、ランドセル用の人工皮革「クラリーノ」の開発元であるクラレが主催している社会貢献キャンペーンイベントです。

2004年の初開催から毎年大々的に行われており、17年間で累計13万個のランドセルが贈られています。

特設サイトでは実際に贈られた活動の動画や写真なども公開されていて、活動に参加できたという実感が持てます。

興味があればぜひ一度チェックしてみてください。

日本シリア連帯協会

日本シリア連帯協会

運営会社 日本シリア連帯協会
住所 〒738-0054 広島県廿日市市阿品4-5-11-13
電話番号 090-2852-7696
ホームページ https://ja-jp.facebook.com/JapanSyria2013
対応地域 全国対応
料金 送料のみ

「日本シリア連帯協会」は、紛争などが原因で避難生活を送る子どもたちのための支援活動の一環として、ランドセルやノートや鉛筆といった文房具の寄贈を行っている団体です。

このキャンペーンでは毎年100個のランドセルを、シリアに届けるとして年に呼びかけられます。

毎年締切日は設定されていますが、まれに延長受付を行うこともあるそうです。

NGO法人JIYU[【ジユウ】

NGO時遊人

運営会社 NPO法人 JIYU【ジユウ】
住所 〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-23-1-418
電話番号 050-5445-251(10時~18時)
ホームページ http://jiyu-jin.org/stationery/
対応地域 全国対応
料金 1,000円~

NPO法人 JIYUは、ベトナムをはじめとした東南アジアの子どもたちを支援している団体です。

日本の子どもたちにとって、ランドセルを背負って学校に通うことは当たり前です。

しかし、貧しい国の子どもたちにとって「ランドセルは高級な革で作られた丈夫なバッグ」のため、すべての子どもが手に入れられる物ではありません。

NPO法人 JIYUでは、ランドセルが高価でなかなか出回らない地域の子どもたちに、ランドセルや文房具を寄贈する活動を行っています。

海外輸送協力企業による支援や、「POSTMAN」と呼ばれるボランティアの人に直接ランドセルや文房具を運んでもらう仕組みのおかげで、輸送コストをカットする工夫をしています。

イオン

イオンランドセル寄付

運営会社 イオンリテール株式会社
住所 イオン各店舗のキッズ売り場
電話番号 各店舗による
ホームページ https://www.aeonretail.jp/campaign/omoide_ransel/
対応地域 全国
料金 1,800円

イオンでは2019年に国際協力NGOジョイセフの活動「思い出のランドセルギフト」に参加していました。(※今後の実施は未定です)

この活動ではアフガニスタンの子供たちにランドセルが送られました。

イオンで回収したランドセルを先ほど紹介したジョイセフの倉庫へ送り、そこからからアフガニスタンへ届けるという流れで行われていました。

イオン各店のキッズ売り場にてランドセルを回収しているので、気軽に寄付ができるというメリットがあり、約一か月という短期間にもかかわらず1,500個ものランドセルと270万円の輸送費が集まりました。

リサイクルショップ等で売却する場合

状態の良いランドセルや、天然皮革を使用した高級ランドセルの場合、リサイクルショップ等で売却できる場合があります。

ランドセルを買取してくれるリサイクルショップを以下の表にまとめました。最新の買取情報については、公式サイトにてご確認ください。

名前 特徴
高く売れるドットコム 店舗・出張・宅配で全国対応。電話で簡単に査定額を調べられます。
リサイクルマート 幅広い商品を取り扱う買取専門店。店頭・出張で全国対応しています。
ブックオフ 店舗によって取り扱いしてない場合があります。
買取クラシック仙台 土屋鞄のランドセルを中心に買取しています。全国宅配買取対応。
トレジャーファクトリー 店頭・出張・宅配で全国対応。関東を中心に複数の店舗を展開しています。

ただし、ランドセルを売却することは簡単なことではありません。

ランドセルを取り扱っているリサイクル業者は少なく、さらに買取条件も厳しいというのが現実です。

できるだけ高く買い取ってもらうために、次のことに気をつけましょう。

  • できるだけキレイに掃除しておく
  • 本革製のものは磨いておく
  • 付属品はすべて揃えて査定に出す
  • ランドセルのブランドがわかるようにしておく
  • 他の不用品とまとめて査定に出す

オークションやフリマなどでも売れるのか?

最近では、オークションやフリマアプリの普及が広がり、「ヤフオク」「メルカリ」「ラクマ」など自分でランドセルを販売している人も増えています。

ヤフオクランドセルオークション

メルカリランドセルオークション

ラクマランドセルオークション

正確な情報を掲載する

何とか高く売りたいと、中古品なのに新品と言ったり、傷や汚れがあるのに美品と言ったり…。これは後々クレームの原因となってしまいます。

低評価をつけられてしまうと、他の取引の際にも不審がられてしまうので、きちんと正確な情報を明記して、写真もしっかり乗せましょう。

各種手数料に注意

オークションサイトやフリマアプリを利用するにあたって、色々な手数料が必要となる場合があります。

販売手数料はもちろんのこと、登録料、出品料、送料、振込手数料など、色々な手数料が引かれてしまうことを想定して金額を設定しましょう。

梱包をしっかりする

ランドセルは傷がつきやすかったり、型崩れを起こしやすいデリケートな商品です。

配送の時に破損してしまわないように、梱包はしっかりと行う必要があります。

緩衝材を巻いたり、サイズに合った段ボールに入れるなど、配送の衝撃に耐えられる梱包を行いましょう。

ランドセルの寄付に関するよくある質問

最後に寄付に関するよくある質問をまとめてみました。

ランドセルメーカーで引き取ってくれるところはある?

ランドセルメーカーの中では、今後、土屋鞄が自社のランドセルを無料で引き取るサービスを実施する予定です。

土屋鞄では、リユース品の販売を強化する方針で、2021年10月に期間限定で引き取りサービスを実施し、11月19日(金)から1ヶ月間、一時的にリユース品を販売していました。

2022年3月頃を目途に体制を強化して、通年で引き取りサービスを行う予定なので、最新情報を公式サイトでチェックしてみてください。

無料で寄付できるところはないの?

ランドセルを寄付する場合、自宅から集荷場所までの送料や、海外輸送費を寄付する人が負担するケースが一般的です。

ただし、企業の中にはボランティア団体を通してランドセルを寄付する取り組みを行っており、送料を企業が負担してくれるところもあります。

たとえば、買取を行っているブランディアでは、「ランドセルの寄付先一覧」で紹介したジョイセフを通してランドセルを寄付する取り組みを行っていました。

ブランディアに買い取ってもらいたい品物と一緒にランドセルを送れば、海外輸送費をブランディアが負担してくれる仕組みでした。

しかし、こちらのサービスは最新情報が更新されていないため、現在もランドセルの寄付を募集しているのかはわかりません。

ランドセルを寄付する場合、基本的に海外輸送費や送料がかかると認識しておいた方がいいでしょう。

近くのボランディア団体に寄付することはできる?

ボランティア団体が自宅の近くにある場合、ランドセルの寄付を募っていれば対応してくれるかもしれません。

しかし、事務所と集荷場所が分かれているケースもあるため、持ち込む前に直接確認した方がいいでしょう。

また、先ほど解説した通り、ボランティア団体に寄付する場合は海外輸送費がかかるケースが一般的なため、ランドセルを寄付をする際は多少の費用がかかる可能性が高いです。

まとめ

ランドセルを寄付することは、世界各国の子どもたちを笑顔にできる素晴らしい取り組みです。

寄付に興味がある人は、ぜひボランティア団体や企業を通してランドセルを寄付してみましょう。

また、リサイクルショップやオークションサイトを利用するという方法もあるので、興味がある人は検討してみてください。

最近は6年間使った思い出のランドセルをリメイクする人も増えています。

ランドセルのリメイク」や「ランドセルの処分方法」はこちらで詳しくまとめているので、あわせてチェックしてもらえばと思います。