ランドセルといえば、今も昔も縦型がメインですが、近年、横型のランドセルも少しずつ増えてきています。
横型ランドセルは、見た目がおしゃれで、個性的です。人とは違うランドセルを持ちたいという親子が注目しているデザインで、収納面でのメリットもあります。
ただし、デメリットを理解しておかないと後悔する可能性が高いので、購入前にしっかり確認しておきましょう！
知っておきたい！横型ランドセルのメリットデメリット
まず最初に、横型ランドセルのメリットデメリットをまとめます。どんなメリットデメリットがあるのかチェックしてみてください。
軽くてデザインが個性的
横型ランドセルは、従来の縦型ランドセルに比べて軽く、デザインも個性的です。
人気の横型ランドセルを一覧にまとめました。
| モデル名 （ブランド） |
税込価格 | 重さ | 素材 |
|---|---|---|---|
| カジュアルワイド （カザマランドセル） |
49,000円 | 1,000g | クラリーノFマット |
| マイマイキューブ・カジュアル【横型】 （キッズアミ） |
66,000円 | 1,130g | クラリーノレミニカ クラリーノエフ クラリーノタフロック |
| サッチェル （リリコ） |
72,600円 | 1,300g | クラリーノF |
| ダラス （リリコ） |
71,500円 | 1,300g | クラリーノF |
| 横型ランドセル・玉縫い （ヘルツ） |
60,500円 | 2,000g | ラティーゴ（ハードレザー） |
| 横広タル型ランドセル （ヘルツ） |
64,900円 | 2,050g | ラティーゴ（ハードレザー） |
横型ランドセルは、人工皮革モデルであれば1,000～1,300g、本革モデルで2,000g前後の重さです。
荷物の出し入れが楽
横型のランドセルは、学校で配布されるほとんどのサイズのプリントや教材を収納することができ、その上、子供にとっても物を入れやすい形です。
定番の縦型ランドセルだと、ランドセルの奥底で、物がぐちゃぐちゃになってしまうことも多いのですが、横型だとそれが解消されます。
教科書・ノートを出す時にも「見やすく、取り出しやすい」というメリットがあります。
交通安全のランドセルカバーがつけられない
横型ランドセルには、当然ながらデメリットもあります。
その特殊な形が影響して、学校で1年生向けに配布される交通安全のランドセルカバーが付けられないというデメリットがあります。
また、同様に、傷や汚れを防ぐためのランドセルカバーも、専用の物でないといけない可能性が高く、選択肢が少なくなる点もあわせて理解しておきましょう。
低学年だと背負いにくさを感じることも
横型ランドセルだと、低学年の小さな体だと、バランスが取りにくいと感じる子どももいるかもしれません。
横幅が大きいので、周りの人や物にぶつかりやすいことも。怪我をすることがないように注意する必要があります。
購入する際は、背負い心地をしっかり確認しておくのがポイントです！
横型ランドセルを扱う人気のブランドメーカー
横型ランドセルには、通常モデルと、障がいを持っているお子さん用のモデルがあります。
このページでは、横型ランドセルの通常モデルをまとめました。検討している人は、ぜひ参考にしてもらえばと思います。
なお、障がいを持つお子さんでも使いやすい横型ランドセルは、大手の「ふわりぃ」で扱いがあります。
カザマランドセル
熟練職人が作る品質の高い手作りランドセルが人気のカザマランドセル。
シンプルで洗練されたデザインの横型ランドセルがあります。
| 代表モデル | カジュアルワイド |
|---|---|
| 税込価格 | 49,000円 |
| 素材 | クラリーノFマット |
| 重さ | 1,000g |
| カラー | キャメル、ショコラ、ベージュ |
| ランドセルカバー | なし |
ヨーロッパ風の中にどこかエキゾチックな雰囲気も感じさせる、シンプルでおしゃれなランドセル。
人工皮革を使用、半カブセのデザインということもあって1,000gという超軽量モデルで、子どもの負担を軽くしてくれます。
高級感のある見た目ですが、価格は4万円台と横型デザインの中ではお手頃です。ファスナーはカスタムパーツとして、自分好みの物を選ぶことができます。
キッズアミ
創業70周年で日本初のランドセル文部大臣賞を受賞したキッズアミ。
「品質重視・国内生産・技術力」にこだわっているブランドで、横型ランドセルは男の子向け、女の子向けの両方があります。
男の子向け
| 代表モデル | マイマイキューブ・カジュアル【横型】 |
|---|---|
| 税込価格 | 66,000円 |
| 素材 | クラリーノタフロック、クラリーノレミニカ、クラリーノエフ |
| 重さ | 1,130g |
| カラー | ブラック、パールネイビーブルー、ネイビー |
| ランドセルカバー | あり（雨よけカバー） |
女の子向け
| 代表モデル | マイマイキューブ・カジュアル【横型】 |
|---|---|
| 税込価格 | 66,000円 |
| 素材 | クラリーノレミニカ、クラリーノエフ |
| 重さ | 1,130g |
| カラー | ミラノレッド、ブラウン、ネイビー |
| ランドセルカバー | あり（雨よけカバー） |
グッドデザイン賞受賞モデルで、コンパクトなのに大容量。半かぶせタイプなので、1,130gと軽量化されています。
男の子は「スタイリッシュ×アメカジ」をモチーフになっていて、スタイリッシュなデザイン。女の子モデルは「プリンセス×ガーリー」がテーマ。
ランドセル内の整理に役立つ「しわけジョーズ」や「キッズアミパック」も付属されているので、学校で使う物を上手に収納できる工夫がたくさん。A4フラットファイル対応です。
大マチにはスーパーダブルプレス、肩ベルトには手縫い補強も施されています。6年間安心して使える丈夫なランドセルとなっています。
HERZ（ヘルツ）
ドイツ語で「心」を意味するHERZのランドセルは、丈夫な本革製の手作りランドセル。大人も子どもも背負えるクラシックデザインで、小学校卒業後も使うことができます。
| 代表モデル | 横型ランドセル・玉縫い |
|---|---|
| 税込価格 | 60,500円 |
| 素材 | ラティーゴ（ハードレザー） |
| 重さ | 2,000g |
| カラー | キャメル、チョコ、ブラック、グリーン、レッド |
| ランドセルカバー | なし |
| 代表モデル | 横広タル型ランドセル |
|---|---|
| 税込価格 | 64,900円 |
| 素材 | ラティーゴ（ハードレザー） |
| 重さ | 2,050g |
| カラー | キャメル、チョコ、グリーン、ブラック、レッド |
| ランドセルカバー | なし |
ヘルツの横型ランドセルは、海外のスクールバッグを思わせるクラシカルなデザイン。
本革を使用しているので2,000g台と重いですが、革の風合いと、普通のランドセルとは一線を画すデザインが人気。
一見、普通のバッグのようにも見えますが、側面のフックやストラップの金具など、ランドセルとして必要な機能はしっかり備えています。
横幅は34～34.5cmとワイドタイプで、荷物の多い高学年になっても、教材をしっかり収納することができます。
リリコ
物語の世界を感じる、フォルムやデザイン、パーツや刺しゅうなど、細部にまでとことんこだわったデザインのランドセルを展開するリリコ。
男の子向け、女の子向けそれぞれに、リリコならではの装飾が施された横型ランドセルがあります。
男の子向け
| 代表モデル | ダラス |
|---|---|
| 税込価格 | 71,500円 |
| 素材 | クラリーノF |
| 重さ | 1,300g |
| カラー | ダラスキャメル、ダラスブラック、ダラスマリン |
| ランドセルカバー | あり |
ダラスは、ウエスタンスタイルが人気の「ロデオシリーズ」の横型ランドセルです。
カブセ裏は、開拓者精神を駆り立てるオールドマップ、馬の蹄に付けられるU字型金具など、細部に至るまで、ウエスタンにこだわったモデルとなっています。
A4フラットファイル対応で、合計15.5cmマチの大容量。前面に大きく開くファスナー収納ポケットも搭載しているので、収納力もバッチリです。
ランドセルで最も荷重がかかる肩ベルトの付け根付近は手縫いで強化されているので、やんちゃな男の子でも、6年間安心して使えます。
専用のプロテクションカバーも別売りであるので、デザインを損ねずにランドセルを保護することができます。
女の子向け
| 代表モデル | サッチェル |
|---|---|
| 税込価格 | 72,600円 |
| 素材 | クラリーノF |
| 重さ | 1,300g |
| カラー | ハニーブラウン、ブリックレッド、ミルキーホワイト |
| ランドセルカバー | あり |
落ち着いたカラーにアンティークゴールドに輝くエレガントな刺しゅうが特徴的なランドセルです。
カブセ裏は、LIRICOの専属デザイナーが描く“LIRICOワンダーランド”の世界。女の子の心をくすぐる、清楚な可愛さが詰まったデザインのモデルとなっています。
デザインだけでなく、「ウイング背カン」、肩ベルト立体裁断を採用していて、背負いやすさにもこだわっている点にも注目です。
傷に強いクラリーノを使用しているので、淡いカラーでも、6年間ほぼ変わることない見た目を保つことができます。
横型ランドセルに関するよくある質問
横型ランドセルについて、よくある質問をまとめました。
横型ランドセルだといじめにあう？
珍しい横型ランドセルを背負っていると、いじめにあうのではないかと心配される親御さんもいると思います。
結論から言うと、そこまで気にする必要はありません。
最近のランドセルは、カラーだけでなく、形も、半かぶせタイプや、ナイロン製のランリュックなど多様化しています。
ただし、前半で紹介したデメリットを理解しておかないと後悔するので注意してください。
ロッカーに入らず禁止されている学校があるって本当？
学校のロッカーに入れにくかったり、はみ出した部分がひっかかって事故に繋がりやすかったりという理由で、横型ランドセルを禁止している小学校もあるようです。
購入してから禁止とわかっては遅いので、予め入学予定の学校へ問い合わせてみる確認することをおすすめします。
横型で白いランドセルってある？
リリコの「サッチェル」にはミルキーホワイトというカラーがあり、ホワイトにゴールドのアンティーク調の刺繍がとてもキュートです。
また、真っ白ではありませんが、カザマランドセルの「カジュアルワイド」のベージュも、ホワイト系カラーとして人気があります。
まとめ
デザインが個性的で軽いモデルが多い横型ランドセルですが、特殊な形をしているため、交通安全カバーが付けらないといったデメリットがあります。
選ぶ際は、デメリットを理解した上で購入しないと、失敗や後悔するかもしれないので、しっかり確認しておきましょう！
横型ランドセルは、カザマランドセルやキッズアミなどで扱いがありますので、気になる人はチェックしてみてください。
