ランドセルのキャンセル|返品や交換はいつまでできるの?

ランドセルの返品や交換はいつまでできるの?

届いたランドセルを子どもが気に入らない。背負ってみたらしっくりこない。こんな事態に遭遇してしまったら、うろたえてしまいますよね。

これから6年間もの長い付き合いになるランドセルは、子どもの気持ちや身体に合ったものが一番です。購入した後に困った事態になってしまった場合、返品や交換などの対応はどこまでの範囲で、いつまでならしてもらえるのでしょうか?

ランドセルが届いたら、すぐにすること

返品や交換などの事態に備えるため、自宅にランドセルが届いたら、なるべく早い段階で、中身や背負い心地を確かめるようにしましょう。

中身や付属品などの確認

ランドセルを箱から出したら、色や種類が間違いないか、子どもと一緒にしっかり確認しましょう。そして、不具合がないか細かい部分までしっかり調べます。ランドセルのフタである「かぶせ」は、大きく開けたり閉めたりして、十分に動くか確かめます。

ロック部分も歪みがないかチェックしましょう。内側にあるポケットのファスナーの動きや、ランドセル側面に付いているフックなどの取り付けも、心配な部分がないか確認をします。

さらに、とても細かい部分にはなりますが、ランドセル全体にある縫い目も一つ一つすべて見ていきましょう。手縫いとミシン縫いの違いはありますが、もし縫い目が飛んでいたら、ほつれてくる原因になりかねません。

また、付属されていた保証書や取扱説明書も確認し、購入した時のレシートと一緒に保管しておきます。

背負ってみる

ランドセルの肩ベルトに腕を通して、背負ってみましょう。子どもの身体に対して肩ベルトが太すぎて食い込んでしまうなど、毎日の使用に耐えられないような不都合があっては困ります。

ランドセルを背負わせると、子どもはうれしさで舞い上がってしまうかもしれませんが、背負い心地に違和感はないか、落ち着いてじっくりと話し合いましょう。

返品交換の条件の一つとして、「ランドセルの肩ベルトに使用の跡があると、返品交換に応じられない」などと取扱説明書に記載がある場合は、販売店に確認を取ってから背負ってみると良いでしょう。

ランドセルを返品・交換したいと思ったら

届いたランドセルが子どもに合わないと判断した場合や、仕上がりなどに不安がある場合は、返品や交換を求めることになります。ランドセルの付属品や保証書、取扱説明書などをすべてそろえて準備しましょう。

まずは、販売店に確認

ランドセルなど商品の返品や交換は、メーカーではなく販売店で判断されることが多いです。購入したのが大型ショッピングセンターや百貨店、カバン店、インターネットショップなどの場合は、まず購入先に相談します。また、特設会場だった場合や個人店で早急に連絡が取れない場合などは、メーカーに連絡をします。

メーカーから直接購入した場合は、メーカーに連絡します。実店舗ではなくメーカーのサイトで購入した場合は、サイトに返品や交換に対する手続きの方法が書かれていることが多いです。心配な場合は、店舗にメールや電話で確認すると良いでしょう。

レシートや領収書が重要

レシートには、購入日時やレジ担当者、商品の情報など、購入時の情報が記載されています。レシートを1枚持参するだけで、店舗側の確認作業が簡単になるので、返金や交換などの話もスムーズになります。

いつまで返品や交換に応じてもらえるか

メーカーや販売店により対応が異なることがありますが、「気に入らない」「間違えた」「合わない」などの理由による返品や交換の相談は、購入から7日までを基準としているところがほとんどです。

返品扱いか交換になるのかも、メーカーや販売店によって基準がまちまちです。また、理由によっては、返品や交換の対象外となることもあります。
ランドセル自体の不具合などは、6年保証の範囲内になります。

返品や交換が難しいランドセル

ランドセルを購入した時点では気に入っていたが、時間が経って気が変わってしまった場合や、ランドセルを自宅で傷つけてしまった場合などは、「お客様都合での返品交換」になります。そのため、返品や交換における送料や手数料を負担する必要があります。

また、アウトレット品やセール品、オーダーメイド、ネームを入れて作ったランドセルの場合、返品や交換が難しいことがあります。

依頼を早くした方が良い理由

ランドセルは、早めに動いて目当てのものを購入し、入学まで大切にしまっておきたいところですが、返品交換をするには早くした方が良い理由があります。

損傷の説明が難しくなる

ランドセルを購入してから時間が経つと、どの段階で付いた損傷か分からなくなってしまいます。製作工程や販売店、自宅など損傷はどこでも起こり得ることですが、自宅で付いたものと判断されても仕方ありません。

交換品が売り切れていることも

ランドセル自体は気に入っていて、交換を依頼しても、対象のランドセルが売り切れてしまっている可能性もあります。入学式に子どもに妥協させて違うランドセルを背負わせなくてもいいよう、早めの対応をしましょう。

入学に間に合わない

ランドセルを扱う販売店やメーカーは、入学式前は忙しくしています。そのため、ギリギリの時期になって返品や交換を依頼すると、入学式や前撮り写真に間に合わないという不都合が出てきます。

6年保証や有償保証などを利用する場合は、修理中はランドセルを貸し出してくれますが、修理が混み合っている時などは、子どもがあまり好まない色しかないことも考えられます。
なるべく春休み中に終わらせられるよう、少なくとも入学式の1か月前には手配をしましょう。

ランドセルが手元に届いてから一定の期間が経つと、返品や交換を受け付けてもらえなくなります。そのため、購入したら早い段階で中身を確認するようにしましょう。もしも不具合や不都合があったら、販売店に早めに確認を取ることが肝心です。