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防犯のプロに聞く、子どもの防犯対策について

子どもは小学校の入学と同時に、通学や外出などで、子ども一人で出歩く機会が多くなります。それに伴い保護者の方は、子どもの身の回りに起こりうる危険が増えることを認識しておかなければいけません。

ですが、保護者である私たちが、防犯や危険に対してどのように向き合うべきかをしっかり理解していないと、子どもに何が危険なのかを伝えることもできませんし、様々な危険から子どもを守ることもできません。

そこで今回は、防犯対策のプロである、防犯機器メーカー「加藤電機株式会社」の代表取締役社長、加藤学さんに、子どもの防犯についていくつかインタビューにお答え頂きました。

お子様がいるすべての方に関係のある内容ですので、このコラムを参考に、子どもの防犯対策についてもう一度よく考えてみましょう。


加藤電機株式会社
コラム執筆:代表取締役社長 加藤 学

加藤電機 http://www.kato-denki.com/

Q.子どもの防犯、事故防止対策として最低限やっておきたいことは?

警察庁が発表した2016年の刑法犯認知件数は戦後はじめて100万件を切りました。認知件数は減少傾向が続いているものの、いわゆる体感治安はあまり改善していません。

新年度が始まるとお子様にとっては、ワクワクドキドキの新しい生活が始まるのと同時に、特に新入学1年生の保護者にとっては独り立ちしていくお子様が事故や犯罪に巻き込まれないか、とても不安が募る時期でもあります。

実は、暖かくなる春先からは犯罪者も活発に活動を始める季節なのです。全体的な犯罪傾向として、窃盗、傷害、暴行などを含む粗暴犯等は2月の発生件数は少なく、3月以降増える傾向にあります。また、交通死亡事故数は、年末の12月がもっとも多く、小学生が事故に遭いやすい時期は5月〜7月に増加する傾向があります。

春になって新学期が始まったら、住み慣れた街だからこそ細心の注意が必要なのです。大切なお子様たちが犯罪や事故に巻き込まれないよう、最低限の対策として遊びを通じた練習(訓練)を日ごろから心がけてはいかがでしょうか。

以下に最低限やっておきたいことをまとめてみました。

家族で話し合いの場を持つこと

食事時など家庭内で、防犯対策、事故防止策について不定期でよいので、話し合いをしましょう。普段から常に防犯意識、交通安全意識を持つことが大切だからです。

どんな話題でもいいので、防犯や交通安全について話をしてみましょう。例えば、「どうして大人たちは赤信号を無視して渡ってるのに、子どもたちには信号を守れっていうのかな?」など、日ごろからちょっとした疑問を持つことが大切です。

大人たちは回答に困るかもしれませんが、子どもたちの自発的な発想を引き出せるのと同時に、子どもの防犯に対する意識も向上していくでしょう。

「助けてー」と「脱力」の練習

遭遇してほしくない事ですが、万一犯罪や事故に巻き込まれた時あるいは巻き込まれそうになった時には、なかなか大きな声で助けを呼ぶことができないものです。子どもたちはあまりの恐怖に硬直してしまうこともあります。しかし、これも日ごろの練習によってかなり効果的な対策ができることがあります。

例えば、誘拐犯に無理やりに袖を掴まれたことを想定し「助けてー」とか「お父さーん」と大きな声で叫ぶ練習をしてみてはいかがでしょうか?もちろん防犯ブザーなど持っていれば使う練習をしてみてください。

知らない人から名前を呼ばれても絶対について行かないことや、車に乗らないことは当然のことですが、低学年の子どもを狙った犯罪の場合、子どもの名前を調べた上で、甘い言葉かけや両親が事故に遭ったなどと誘いだす手口があります。しかし、お子様たちは素直が故についつい犯罪者とは知らずに対応してしまいます。

そんな時は「大声で助けを呼ぶ」と同時に、「体全体の力を抜いて、脱力する」練習をゲーム感覚でいいので、やってみてください。体重20kgのお子様でも重心が定まらない場合、とても重く感じて連れ去り防止になる場合があります。もちろん隙を見て逃げる練習もしてください。

いずれにしても、むやみに大人たちを怖がるのではなく、助けを呼ぶ練習を通じて、多くの大人たちは自分たちの味方であることも伝えながら、日ごろのあいさつもしっかりできるようになるといいですね。

相談できる場所を調べる

一般的に犯罪者は大人であると想定し対策する事が多いと思います。しかし特に高学年になると好奇心や大人への反発心からか万引きや自転車盗、あるいは薬物摂取などの犯罪に手を染めてしまうことがあります。

子どもが巻き込まれやすい犯罪には、カツアゲ、暴力、誘い、追いかけ、痴漢、盗難などがあります。この内、カツアゲや痴漢などを親が知っていたケースは10%に満たず、子どもらは、相談できずに悩んでいることが考えられます。

また、知り合いや友達から悪い誘いがあっても断りきれればいいのですが、狭い子ども社会の中では、仲間外れにされたくないなどの心理から、事件などに巻き込まれてしまうことがあります。また、このような場合、一般的には親にも相談できないことが多いため、家族も周辺の大人たちも全く気づかないまま事態が深刻化してしまうケースがあるのです。

対策としては、子どもたちの逃げ場所や相談できる場所がどこにあるのか、市町村役場や児童相談所などから連絡先情報を入手しておき、子どもにも目立つところに貼っておく等、家族内や友達の家族らと情報を共有化しておくことが大切です。

人知れず悩むのではなく、親以外にも匿名で相談できる場所があることを自分で調べることで解決につながることがあります。もちろん、普段から家庭内で話し合いができればベストです。このように、犯罪の魔の手から逃れるためには、子どもたちが自救能力を向上させることが一番なのです。

全国の都道府県警察本部や地域では、地域安心情報メールを配信していますので、活用するといいでしょう。 検索キーワードは「警察 メール 都道府県名」で確認してください。このように積極的に最新の情報を得ると同時に、危険を回避する意識を常に持つことが重要です。

また、全国各地に拡大を始めた事業者らによる防犯CSR活動も地域安全のための積極的かつ具体的な支援活動事例がたくさんあります。「防犯CSR」で検索してみてください。

Q.学校への登下校で特に注意が必要な点は?

子どもを狙った犯罪は特に下校時間を狙うことが多く、午後2時〜帰宅時間またはその後も多く発生しています。小学生の交通事故では、登校時、下校時、夜間が多く、季節では、前述の通り5月〜7月に増加する傾向があります。当たり前のことですが、就学中は学校内にいるため、特に下校時間に集中的に発生するのです。

刑法犯全体の認知件数が減少する中、日本国内でも略取誘拐・人身売買件数は200件弱で横ばい傾向ですので、気を緩めることなく注意をしてください。一般的には、子どもの防犯対策は子どもを一人にしないこととされていますが、実際には帰宅後に公園、塾、習い事、友人宅などに出向き、一人になるケースが多くあります。

科学警察研究所が平成20年に発表した小学生児童の日常生活と犯罪被害報告書によれば、下校時の移動距離よりも下校後の外出による移動距離の方が長いという調査結果が出ています。

また、下校時の単独移動の割合は約17%ほどですが、帰宅後の再外出時では約46%が単独行動であったと報告されています。つまり、「一人歩き」をしていることを前提として様々な対策を講じることが重要なのです。

この時の調査では、物理的な対策として防犯ブザーや笛の携帯(78.6%)、携帯電話(12.9%)、位置情報機器(2.0%)が一般的に知られていますが、防犯の観点からは複合的な利用が望ましいと考えられます。

この他の防犯、交通安全に関連する具体策をいくつか列記します。

登下校時は一人にならない

登下校時には、できる限り一人にならないようにしましょう。万一の時には友達や兄弟で助け合えることがあります。

通学路の危険箇所を確認・話し合い

保護者の方が子どもたちと一緒に通学路を歩いてみて、どこに危険がありそうか話し合ってみるといいでしょう。学校では教育の一環として、犯罪、交通事故、災害時などの危険個所マップを作成する授業なども実施している場合があります。

近寄る車に注意する

車がゆっくり近づいて来たら、“逃げる”。 小学生らに車の運転手から声をかけることはまずありません。万一近づいて来たら必ず逃げてください。

危険を感じたら叫ぶ

危険を感じたら大声で助けを求めましょう。いざその状況になると声が出せないこともあるので、事前に大声を出す練習をしておくといいでしょう。

起こった出来事を共有する

子どもの登下校時、通学路であった事や心配なことがあったら話すクセを付けておくとといいでしょう。子どもの意見を聞くことも大事ですし、それによって情報が共有され有効な防犯対策をとることができます。

いずれもお子様の考える力を育て、自救能力を向上させる方法です。

Q.子どもが留守番をする時間が多い家庭での対策は?

核家族化が進み、お子様がひとりで留守番をすることが多いご家庭も増えています。外出時の対策は先に記載した防犯対策、交通安全対策が有効ですが、自宅にいる時にも危険があります。

犯罪者らは、留守宅を狙うばかりではなく、各家庭の様子をあらかじめ確認した上で、ひとりで留守番している子どもがいることを把握して犯罪を計画する場合があります。

例えば、宅配業者を装ってインターホンなどから声掛けをしてドアを開けさせ、自宅に押し入って暴行、監禁するなどの粗暴な犯罪も見受けられます。

いつもの宅配業者であっても、インターホンで対応し、送り状や品名などを確認させてください。絶対にドアを開けなればいいのですが、そうはいきません。ではどのように対策するとより安全でしょうか?

玄関先に「防犯カメラ設置」のステッカーを貼っておく

数百円のステッカーを貼るだけでも一定の効果があります。その理由は防犯意識の高い家であることを視覚的にアピールできるからです。

録画機能付インターホンや防犯カメラを設置する

犯人は見られることを嫌うので、カメラは非常に有効な手段です。最近はインターネットで離れた場所から家の様子などが分かるインターネットカメラも低価格で普及し始めているので、有効な手段の一つです。

家の周辺を明るくする・センサーライトを設置する

夜間の防犯対策としては、センサーライトや玄関灯をつけるなどして明るくした方がよいでしょう。

ドアガードを使う

ドアを開ける場合には、一気に開けるのではなく、ドアガードをしたまま少しだけ開けて要件を聞くようにして下さい。

家の防犯は、屋外の防犯対策とは異なり、物理的な対策が取りやすいため、いくつかの方法を組み合わせて取組むことが大切です。

Q.近年子どもが巻き込まれやすい犯罪、トラブルの手口について

刑法犯全体の認知件数は減少する中、特殊詐欺や万引き、あるいは未就学児や小学生から高校生までの子どもが狙われやすい児童ポルノは増加傾向にあります。

急速に普及しているSNSなどを通じたコミュニケートサイトにアクセスし、児童買春や児童ポルノ被害に巻き込まれるケースが増えています。また、少年が被害に遭う殺人事件は平成27年では125件も発生しており、近年横ばい傾向にあります。

他にも小学生から大学生までを対象に広がりつつある危険ドラッグや麻薬は被害者となるだけでなく、仲介役となってしまうケースが後を絶ちません。

これらの犯罪はいずれもスマートホンなどでSNSをやコミュニケートサイトを経由して接点を持つケースが多く “簡単なアルバイトで小遣いが稼げる”とか、“ファッション雑誌に読者モデルとして掲載される”など子どもらの好奇心を煽るような甘言により巻き込まれるケースも後を絶ちません。

子どもたちが犯罪に巻き込まれないようにするためには、自救能力を高めるための練習はもちろん、危険なサイトへのアクセスができないようにするなど物理的手段を講じる必要があります。

スマートホンは通信用としては生活に欠かせない大変便利な道具ですが、特にインターネットやSNSに接続できるものは、悪用される可能性も高くなることを踏まえ、使い方のルールを決めるなどして子どもらの生活環境を守るようにしてください。

万一犯罪に巻き込まれそうになるその瞬間は、スマホや携帯電話からの連絡が出来ない状況に置かれている可能性もあるため、GPSやIoTを活用した位置検索サービス、緊急通報ができる機器などを持たせることもより一層の安心につながります。

他にも、近年児童相談所への通告が急増している18歳未満の子どもに対する虐待の報告例が昨年は5万人を突破し54,227人(前年比46.5%増)と過去最多となったことが警察庁から発表されています。

虐待は身近な問題として留意が必要です。虐待の内容としては、暴言など心理的なものが37,183件で、ドメスティックバイオレンスも約7割を占めています。さらに身体的暴行による虐待が11,165人となっており、第三者による犯罪とは異なり、保護者からの子どもに対する虐待は大きな社会問題になっています。

近年増加した核家族化によって、保護者自身が心のバランスを欠いているケースも多く、“かわいさ余って憎さ百倍”とならないよう、自身の精神的バランスを保つこともとても大切です。

愛情をかけて育てることと、躾(しつけ)と称した暴力的な虐待行為も子どもたちがさらされている脅威であり、誘拐や他の犯罪件数と比較して格段に多いのが実態です。

Q.加藤電機が提供している製品、サービスについて

加藤電機株式会社では、現金輸送車にも採用されているVIPER、HORNETなどのブランド名で知られるカーセキュリティシステムや、人やモノを守り、発見することができるSANフラワー見守りサービスなどをご提供しています。

人を守るための最善の方法は、まず救護を求める人がどこにいるのかを迅速かつ確実に把握し、現場に短時間で到着して発見することが重要です。

被害者、被災者らは意識を失っていたり、怪我を負っているケースが多いため、自分で身を守ることはできません。このような場合、家族は警察や消防などと情報を共有し、迅速に現場に駆けつけることが大切なのです。

SANフラワー見守りサービスは、約10gの小型発信機の電波を捉えることができる中継機(SANアンテナ)の場所をパソコンやスマートホンから24時間確認ができます。このSANアンテナの場所を把握したら、現場に出向きSANレーダー(誘導装置)を用いることで、誤差約50cmまで近づいて発見することができる画期的なシステムです。

加藤電機株式会社ではいわゆる72時間の壁と言われる生存率低下曲線に抗うべく、GPSを利用せずに短時間で捜索発見することを実現しました。

これからも最先端のIoT技術を活用し、先進的な技術を創造し、全国のセキュリティラウンジなどを通じて、洗練された技術サービスをお届けしていきます。

まとめ

今回は加藤電機の代表取締役社長、加藤学さんに子どもの防犯についていくつかの質問に答えていただきました。

全体の犯罪件数が減っているとはいえ、やはり子どものためを思うと防犯対策はしっかりと考えないといけません。

車の運転でも同じですが、「〜だろう」より「〜かもしれない」という意識を持ち、防犯に向き合っていくべきなのかもしれません。

子ども自身の防犯に対する意識を高めるのも、私たち保護者次第だと思います。子どもにどのように危険を伝えるかによって日常の意識の持ち方が変わるのではないでしょうか。

私たち保護者が防犯や危険に対する知識をしっかりと持って、それを子どもに伝えて防犯意識を共有し、安全で安心な楽しい日々を送れるようにしていきましょう。

加藤電機が提供している防犯サービス

SANフラワー

SANレーダー(受信機)、SANタグ(発信機)を使い、920MHz特定小電力帯の電波を直接検出して、捜索・発見ができるシステムです。

イルカーナ

イルカーナはGPSの位置検索機能を使ってかんたんにお子さまの居場所を確認できます。高齢者の見守りにも使用できます。

※各サービスや機器の詳細は加藤電機に直接お問い合わせ下さい。

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