コードバンランドセル!安いおすすめモデルも紹介

コードバンランドセルのおすすめ


希少なコードバンを使ったランドセルは、手触りと質感、つや感など、どれをとってもプレミアムなランドセルです。

この記事では、

  • コードバン素材の重さや特徴
  • コードバンランドセルの値段
  • 人気のコードバンランドセル

などについてまとめました。

コードバンランドセルは貴重な素材を使うため、生産数が少なく、他の素材に比べて売り切れるのも早いです。

コードバンとは?何の皮を使っているの?

モギカバンコードバン素材

コードバンとは、馬のお尻の部分の革で、厚さ2㎜ほどのコードバン層の繊維質を削り取ったもので、一頭からランドセルのかぶせ二枚分しか取れない希少価値の高い天然皮革です。

「革の宝石」「革の王様」などと称されるほどの高級品で、傷に強くなめらかな手触りが特徴です。

コードバンは牛革の約3倍の強度があり硬くて丈夫な素材のため、折り曲げるたりするには非常に熟練した技術を必要とします。

しかし最近では、職人さんの数が減っており、コードバンランドセルの生産数を増やすのが難しい状況となっています。

このため近年コードバンを使用したモデルは、プレミアム感が増していて、黒川鞄では販売開始後すぐに売り切れるほど人気ぶりとなっています!

牛革やクラリーノに比べて重いの?

コードバンランドセルは、牛革やクラリーノとどのような差があるのでしょうか。違いが分かりやいように、表にしてまとめてみました。

コードバン 牛革 クラリーノ
価格 8~20万円 6~8万円 3~6万円
高級感 あり あり あまりない
耐久性 中~高
耐水性
重量 1,300~1,600g前後 1,300~1,400g前後 1,000~1,200g前後

他の素材と比べてコードバンランドセルの良い点は、高級感があり、耐久性が高いという特徴です。

6年間、ほぼ毎日使い続けるものなので、耐久性に優れていないと壊れてしまうこともあります。

ただ一方で、ランドセルが重いと言うデメリットがあります。

そのため、工房系の「黒川鞄」や大手の「セイバン」などでは、背負った時に実際の重さより軽く感じるような技術を開発しています。

両ブランドともに肩ベルトを立ち上げる独自の工夫をしていて、ランドセルの重さが体全体に分散するような仕組みになっています。

コードバンランドセルを購入する際は、このような工夫があるかないか、しっかりチェックしておく事が非常に重要になります。

コードバンランドセルの値段はどれくらい?

コードバンランドセルは、最高級のランドセルとして知られていますが、実際の金額はいくらくらいなのでしょうか。

コードバンランドセルは、大まかに分けて、

  • 安いモデル
  • 一般モデル
  • 超高級モデル

の3つに別れます。

価格 ブランド名
安い 8~9万円台前半 セイバン、ランドセル工房生田、宇野カバン
一般 9万円台後半~11万円 萬勇鞄、池田屋、カバンのフジタ、鞄工房山本
超高級 12万円以上 黒川鞄、土屋鞄、村瀬鞄行、大峡製鞄

安いモデルと高級モデルとの違いは、大きく分けて3つ。

1つ目は全体にコードバンを使用しているか、かぶせのみにコードバンを使用しているかという違いです。

高級モデルのほとんどは、本体全部にコードバンが使用されていますが、安価なモデルでは、本体は牛革、かぶせのみコードバンという構造になっています。

2つ目はデザインの違いです。

高級モデルは、細かい部分のデザインにまでこだわっていて、洗練された仕上がりとなっています。

一方で安価なモデルは、オーソドックスカラーに直線的なステッチで、シンプルな仕上がりになっています。

3つ目は素材の違いです。

コードバンと言っても、安価なものから高級な物まで色々あります。

最高級のコードバンを使用しているか、普通のコードバンを使用しているかによって、ランドセルの価格も変わってきます。

特に素材にこだわっているのが黒川鞄で、10頭に1頭程度の厳選された大型馬から採れる希少なコードバンのみを、使用しています。

また、表面に撥水加工や防水加工などの加工が施されているかどうかによっても、ランドセルの価格は大きく変わってきます。

安いモデルが悪くて、高級モデルが良いというわけではないので、予算や好みに合わせて選んでいくことをおすすめします。

人気ブランドのコードバンモデル一覧

ここからはコードバンランドセルを扱っている人気ブランドを紹介していきます。

特に、黒川鞄は販売開始と同時に完売するモデルがでる程の人気で、2022年度は5月中旬にはコードバンモデル全てが完売としました。

※重さに関しては多少前後するので目安にしてください

黒川鞄

総コードバン

黒川鞄総コードバン

フタや本体もヨーロッパ産の希少なコードバンを使用したプレミアモデル。約40万円しますが、本物志向の人に人気があります。毎年すぐに完売するので、早めの予約がおすすめです。

税込価格 398,000円※完売
重さ 1,780グラム前後
カラー 黒、朱

その他のコードバンモデル

名称 税込価格 重さ カラー
コードバンキューブ型 98,000円※完売 1,500g 8色
コードバン学習院型軽量 128,000円※完売 1,520g 2色
コードバン学習院型本革 158,000円※完売 1,640g 8色
コードバン〈艶あり〉 198,000円※完売 1,640g 2色
長冠鞄コードバン 298,000円※完売 1,680g 2色
総コードバン 398,000円※完売 1,780g 2色

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モギカバン

コードバンマエストロ

モギカバンコードバンマエストロ

2022年度に新しく登場した、貴重で高価なコードバンを、かぶせに1枚、大マチに2枚、使用したプレミアムなランドセル!ちなみに「マエストロ」とは、イタリア語またはスペイン語で芸術の巨匠に対する称号、敬称を意味します。

税込価格 220,000円※完売
重さ 1,690グラム前後
カラー プレステージグレー/ブラウン、クロ/クロ、クロ/ゴールド、クロ/アオ、クロ /アカなど全14色

その他のモデル

名称 税込価格 重さ カラー
コードバンユニバーサル 98,000円 1,490g 3色
コードバンプレステージ 115,000円 1,490g 8色
コードバン プレステージLE 135,000円 1,590g 14色

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池田屋

防水コードバン

池田屋防水コードバン

カブセ部に高級皮革コードバンを使用。一目見ただけでもランクの違う存在感を放ちます。防水加工なのでお手入れも簡単です。A4フラットファイル対応サイズ。

税込価格 100,000円
重さ 1,400グラム前後
カラー クロ、アカ

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カバンのフジタ

プレミアム

カバンのフジタプレミアム

ステッチや金具はコードバンの質感を最大限に引き出すため、飾り気がなくとてもシンプル。内装はスレに強いとされるアメ豚が使われ、外側も内側も傷がつきにくいです。

税込価格 108,000円
重さ 1,450グラム前後
カラー クロ、アカ

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鞄工房山本

オールコードバン

鞄工房山本オールコードバン

馬2頭分のコードバンを贅沢に使用したモデルで、シンプルなデザインが高級感を漂わせます。撥水加工されているので、雨や雪が降っても安心。細部まで鞄工房山本の技術が生かされたランドセルです。

税込価格 150,000円
重さ 1,550グラム前後
カラー 黒、赤

その他のコードバンモデル

名称 税込価格 重さ カラー
コードバン・グレース 99,900円 1,500g 4色
コードバン・レイブラック 99,900円 1,500g 3色
コードバン・アンティーク 99,900円 1,500g 4色
オールコードバン 夢こうろ染 230,000円 1,550g 2色

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羽倉

エイジングコードバン

羽倉エイジングコードバン

革のダイヤモンドと呼ばれるコードバンを使用した羽倉の最高級モデル。シンプルなデザインが上品さを演出してくれます。使うほどに艶と輝きが増していくランドセルです。

税込価格 110,000円※完売
重さ 1,470グラム前後
カラー ブラック、ネイビー、ダークレッド

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土屋鞄

プレミアムカラーコードバン

土屋鞄プレミアムカラーコードバン

高級皮革のコードバンを贅沢に使用。深いツヤとなめらかな手触りはまさにプレミアム。革らしさを活かしたカラーにセンスを感じます。A4クリアファイル対応サイズ。

税込価格 140,000円
重さ 1,490グラム前後
カラー アイビーグリーン、インディゴネイビー、ガーネット

その他のモデル

名称 税込価格 重さ カラー
ベーシックカラー コードバン 130,000円 1,490g 2色
アンティークモデル コードバン 150,000円 1,490g 2色

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セイバン

ホマレアンティークコードバン

セイバンホマレアンティークコードバン

アンティークコードバンは、本体部分に牛革を、かぶせ部分コードバン(馬の革)を使ったランドセルです。その風合いにマッチするように、金属パーツはすべてアンティークゴールドで統一。金具が目立ちすぎず、上品な見た目となっています。

税込価格 93,500円
重さ 1,550グラム前後
カラー ブラック、カーマインレッド、キャメル

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その他のブランド

ブランド 代表モデル 価格
村瀬鞄行 匠コードバン 117,000円~
堀江鞄製造 コードバン シャルマンアンティーク 88,000円
大峡製鞄 コードバンスタンダード 132,000円~
ランドセル工房生田 プレミアム匠 コードバン 85,800円~
中村鞄 馬革コードバン 98,800円
宇野カバン コードバンランドセル 84,000円
ミキハウス コードバン 330,000円
ゆめや 匠コードバン 110,000円

特徴で選ぶおすすめモデル

コードバンランドセルには色々な特徴を持つモデルがあります。それぞれの特徴ごとに、おすすめモデルをまとめてみました。

総コードバン(オールコードバン)モデル

総コードバン(オールコードバン)モデルは、本体もかぶせもすべてコードバンを使用したプレミアムなランドセルです。

中でも人気NO.1のモデルは、黒川鞄の「総コードバン」です。

価格は約40万円とかなり高級モデルですが、発売後すぐに完売してしまう大人気モデルです。

コードバンの質にこだわった黒川鞄ならではのランドセルで、最初の方でふれた、軽く感じるような工夫もしてあります。

その他では、鞄工房山本の「オールコードバン 夢こうろ染」や、大峡製鞄の「総コードバン」などがあります。

ブランド モデル 税込価格
黒川鞄 総コードバン 398,000円
鞄工房山本 オールコードバン 夢こうろ染 230,000円
大峡製鞄 総コードバン 220,000円
鞄工房山本 オールコードバン 150,000円

軽いコードバンランドセル

コードバンランドセルは重いというイメージが強いですが、モデルによっては軽いモデルもあります。

一番軽いのは、大峡製鞄や中村鞄のランドセルで、コードバンを使用していますが、1,350g前後となっています。

人気ブランド池田屋のコードバンモデルは1,400g前後と少し重くなりますが、防水加工付きのランドセルになります。

先ほど紹介したようにコードバンはクラリーノと比べて、耐水性が弱いので、防水加工の有無も選ぶ際の重要なポイントとなります。

ブランド モデル 重さ 税込価格
大峡製鞄 総コードバン 1,430g前後 220,000円
中村鞄 馬革コードバン 1,360g前後 98,800円
池田屋 防水コードバン 1,400g前後 100,000円
堀江鞄製造 コードバン インテリジェントアンティーク 1,420g前後 88,000円

安いコードバンランドセル

コードバンランドセルの価格は、9万円~20万円と幅広いです。

通常、一番安く買えるブランドは8万円台の堀江鞄製造ですが、セール期間中であれば、セイバンでも同じような金額で購入できます。

セイバンの中でもコードバンモデル「HOMARE」は、毎年早い段階で完売となる人気モデルなので、早めにチェックしておきましょう!

ブランド モデル 税込価格
堀江鞄製造 コードバン インテリジェントアンティーク 88,000円
セイバン HOMARE コードバンアンティーク 93,500円
池田屋 防水コードバン 100,000円

ツヤあり・ツヤなしのモデル

コードバンランドセルには、ツヤありとツヤなしの2種類があり、ツヤありにこだわったモデルを出しているのが、黒川鞄と大峡製鞄です。

コードバンの美しさを最大限に引き出したモデルで、独特のツヤと美しさが特徴です。

ブランド モデル 税込価格
黒川鞄 コードバン〈艶あり〉 198,000円
大峡製鞄 コードバンプレミアム(艶あり) 220,000円

ツヤなしモデルを出しているのが、村瀬鞄行と大峡製鞄です。

ツヤなしモデルはツヤ消し加工されていて、汚れが目立ちにくくいという特徴があります。

ブランド モデル 税込価格
村瀬鞄行 匠コードバン(男の子) 120,000円
村瀬鞄行 匠コードバン(女の子) 120,000円

コードバンランドセルに関するよくある質問

コードバンランドセルに関するよくある質問をまとめてみました。

コードバンランドセルもアウトレットセールで買える?

コードバンランドセルはそもそも生産量が少ないので、アウトレットセールに出てくることは滅多にありません。

過去に萬勇鞄や鞄工房山本で出ていたことがありますが、毎回出るとは限らないので、コードバンランドセルが欲しい場合はセールを待たずに買っておいた方が無難です。

アウトレットセールについてはこちらのページで随時最新情報を更新しているので、気になる人はチェックして下さい。

コードバンランドセルで失敗した人や後悔した人は?

コードバンランドセルは見た目が良く耐久性があるので、失敗したと感じる人の多くは「重たい」という理由です。

実際に人工皮革のモデルと比べると重量があるので、不安な人は購入前に試着するなどしてしっかり確認しておきましょう。

ただし長い目で見ると、多少の重さは子どもの成長とともにあまり気にならなくなるかもしれません。

そして人工皮革のモデルよりも丈夫で壊れにくいので、高学年になる頃には逆に「コードバンランドセルで良かった」と思い直す可能性もあります。

ランドセルは長く使うものですから、購入前にメリット・デメリットをよく確認して、慎重に選びましょう。

コードバンランドセルで軽いモデルはあるの?

コードバンランドセルの中で最も軽いのは、中村鞄が販売しているモデルで約1360g程度です。

他のブランドだと1500g前後が多いので、150gほど軽いという計算になります。

ただし150g程度の差を重視して選ぶよりは、「子どもの身体にフィットするモデルはどれか?」を重視した方がよいでしょう。

単純な軽さだけでなく、背負った時に感じる負担が大きいかどうかを確認して選びましょう。

コードバンランドセルは手入れが大変?

一般的なコードバンモデルのランドセルはメンテナンス不要なので、お手入れの面ではとても楽です。

レザー用のクリームなどを使ってお手入れする必要はありませんので、安心して6年間使えます。

(ただしモデルごとに違いはあるので、詳しくは取扱説明書を確認して下さい。)

6年後のコードバンランドセルはどうなっている?

コードバンは、使えば使うほど味が出てくる素材で、耐久性にも優れているので、6年間使っても劣化しにくいという特徴があります。

人工皮革や牛革は、6年間使い続けていると、細かい傷がついてしまったり、折れ目やシワができてしまったりなど、劣化が目立ってしまいますが、コードバンは違います。

以下の画像は、6年間使い終えた黒川鞄のコードバンランドセルです。

黒川鞄6年後ランドセル

黒川鞄6年後ランドセル

黒川鞄6年後ランドセル

黒川鞄6年後ランドセル

6年間毎日使ったとは思えないほど、美しい状態を保っているのがわかります。

それどころか、新品の頃よりもさらに皮がなじんで、コードバンならではの風合いを感じることができます。

黒川鞄のように上質なコードバンを使用したランドセルは、傷や汚れ、シワなどもなく、きれいな状態で6年間終えられることがほとんどです。

そのため良い状態でリメイクに出すことができます。

まとめ

コードバンランドセルは、希少な最高級の革を使っているため、大量生産ができません。

そのため、狙っている人はいち早くブランドの販売スケジュールを、把握しておく必要があります。

理由は、プレミアムランドセルは数量限定にも関わらず、人気が集中し、予約開始と同時に完売することがあるからです。

ランドセルの通知表では毎年各ブランドの販売スケジュールや最新の在庫状況を更新しているので、高級ランドセルの購入を検討している人は、ぜひブックマークしてこまめに確認してみてください。