体が弱い子どもが気をつけたい病気と予防対策について

体が弱い子どもが気をつけたい病気と予防対策について

小学生になると、公園や遊び場まで一人で出かけたり習い事に通い出したりして、行動範囲が一気に広がる子どももいます。その分、感染症などの病気にかかる危険性も増えるでしょう。環境の変化で、体調を崩す子もいるかもしれません。

特に体が弱い子どもはどのような病気に気をつけたら良いのか、どんな予防や対策方法があるかを紹介します。

子どもが気をつけたい病気

小さな子どもは自分の体に起きた異変に気がついても、その症状を大人にうまく伝えられないことがほとんどです。子どもの平熱を知り、「普段より熱が高い」「動きが鈍く、だるそうにしている」など気になることがあれば、人混みには連れ出さず、ゆっくりと静養させて様子を観察しましょう。

症状が急激に悪化すると親も慌ててしまいますが、ひと通りの知識があればより良い対処ができます。

春から夏にかけて注意したい病気

まずは、早春から真夏までに気をつけたい病気について説明します。この季節は年度の切り替わりを挟むため、初めての集団生活を経験する子どもは、感染性の強い流行の疾患にかかりやすくなります。それまで体が強いと思っていても、集団生活を始めてからの1年間は通院する頻度が増える子が多いです。

花粉症

春先は、全国的にスギ花粉が多く飛散する季節です。毎年この時期になると憂鬱になる大人はたくさんいます。何十年も花粉症と縁がなかった大人でも、いきなり発症することもあります。子どもも例外ではありません。

スギ花粉が飛散し始める1月下旬は、まだまだ気温が低く寒いため、風邪やインフルエンザが流行る時期と重なります。小さな子どもはうまく自分の症状を訴えられないため、周囲の大人が気をつけて観察しましょう。

くしゃみを連発する、粘り気のない鼻水が続く、熱がないのに元気がない、目のかゆみで擦る、こんな症状が見られたら花粉症が疑われます。

下を向いていると鼻水が垂れてくるため集中力がなくなったり、夜間は鼻づまりで口を開けて寝るため、乾燥した空気でのどを痛めたりします。うまく鼻をかむことができない子どもは、ゴシゴシ擦ることによって鼻の下が真っ赤になります。

かゆみが生じても汚れた手で目を擦らないように注意し、早めに小児科や耳鼻科を受診しましょう。最近では、飲み薬や点鼻薬など、症状に応じた適切な治療の選択肢が増えています。

溶連菌感染症

溶連菌感染症は1年を通してかかる可能性のある病気ですが、流行するピークが春から初夏、冬の2回あります。いずれも子どもの間で多く流行しますが、大人にも感染します。新入学や進級で環境が変わって疲れて免疫力が低下しているときに、集団生活による接触感染や飛沫感染で広がるものと考えられます。

溶連菌とは溶血性連鎖球菌という細菌の略語で、これに感染すると、のどが痛んだり舌にイチゴ状のぶつぶつができたりして口の中に炎症を起こします。のどの痛みや発熱、首のリンパ線の腫れなどの症状が代表的です。体に小さな赤い発疹が出たり、頭痛や腹痛が起きたりすることもあります。

3歳未満だと熱や鼻水、咳が出ないため、なかなか気づかれずに見過ごされてしまうかもしれません。食べたがらないときは、のどの腫れや痛みが原因の可能性もあるので、細菌の検査をして診断してもらいましょう。

溶連菌と診断されたら、体から細菌を確実に退治するために、医師に指示された期間、決められた量の抗菌薬を飲むことが大切です。途中で服薬を止めてしまうと、心臓弁膜に障害を起こすリウマチ熱や急性糸球体腎炎を併発することがあるので注意しましょう。

手足口病

その名の通り、手や足、口腔粘膜に水疱性の発疹が現れる急性ウイルス感染症です。原因であるコクサッキーウイルスやエンテロウイルスは夏の高温多湿の環境を好むため、5月頃から夏にかけて流行します。

あまり熱が出ることはなく、1週間ほどで完治します。受診しても、特に投薬などの積極的な治療方法はありません。稀に幼児を中心に急性髄膜炎や脳炎を合併することがあるため、高熱や嘔吐、頭痛などが続くようなら受診した方が安心でしょう。脱水状態にならないことが重要なので、食事は柔らかく薄味のものがおすすめです。

水疱瘡

水疱瘡は、冬から夏にかけて幼児期に多く見られる病気です。飛沫感染、接触感染、空気感染と感染経路が多いことから、感染力の強さで知られています。学校保健安全法では第二種の感染症に指定されていて、すべての発疹がかさぶたになって感染の恐れがないと医師が認めるまで出席停止になります。

体の不調や微熱、頭痛などがあるものの、比較的元気なため、多くの発疹が広がらないと気づくのが遅れることがあります。初期段階では手足口病や虫刺されなどとの見分けがつきにくいですが、早いうちに治療を始めれば、症状が軽いまま完治までの期間が短くすみます。

また、大人がかかると重症化しやすいため、予防接種を受けていない大人が看護をする場合は十分に注意しましょう。

咽頭結膜熱・プール熱

正式名称は咽頭結膜熱と言い、プール開きをする初夏以降に生じることが多い病気です。プール熱と呼ばれることが多いですが、プールに入らない子どもにも感染します。

感染力の強いアデノウイルスが原因で、目や鼻、口、のどの粘膜から体内に侵入し、高熱が続いた後、のどや目の痛み・かゆみなどが表れます。咳や腹痛、下痢を伴うこともあるため、夏風邪の一つとされています。

こちらも学校保健安全法で、症状が治まってから2日経過するまで出席停止扱いになります。

秋から冬にかけて注意したい病気

夏休みが終わって集団生活に戻ると、それまでの疲れが出て体調を崩したり、だんだんと寒くなってウイルス性の感染症が流行ったりします。衣服や寝具の衣替えに伴って、アレルギー性の症状が起きる子どももいます。喘息などの持病がある子も、季節の変わり目の時期は気象要因も重なって発作が起こりやすくなりがちです。

感染性胃腸炎

ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスによる感染性の胃腸炎は、通年かかる病気で梅雨時に発症することもありますが、一般的には空気が乾燥した寒い冬に大流行します。1〜2日の潜伏期間の後に激しい下痢と嘔吐をくり返すため、すぐに感染したと分かります。幼児がかかりやすいロタウイルスに感染すると、便が白くなることがあります。

毎年のように流行しますが、今のところ特効薬はありません。体内からウイルスを排出しなければ治らないため、むやみに下痢止めや吐き気止めなどの市販の薬を服用することは避けましょう。どうしても症状がつらく、眠れないなど子どもの体にとって負担が大きいと感じるときは、医師に相談しましょう。

家族間でも次々に感染してしまうため、看病や消毒の際には正しく防御して対応しなければなりません。

インフルエンザ

A型、B型、C型という種類があり、同時に、または時期をおいて流行します。A型が完治した後に、すぐにB型にかかってしまうこともあります。A型といっても毎年同じタイプのものではないため、以前かかっても免疫がないことが多く厄介です。

高熱が出ることが特徴で、咳や節々の痛み、倦怠感などが表れます。1週間〜10日で自然治癒するものの、病中は食欲がなく体が弱って、つらいものです。検査をして、早いうちにタミフルやリレンザなどの投薬治療で症状を緩和させましょう。稀に高熱が続いて脳症を引き起こすことがあるため、子どもや慢性疾患のある人は特に注意が必要です。

予防対策について

集団生活をしている以上は、感染性の強い病気はどんなに対策していても「感染を避けられない」「うつっても仕方がない」「うつしうつされはお互い様」と構えている親は多いでしょう。

でも、「できれば行事のない時期に流行ってほしい」「できることなら、つらい思いをさせたくない」とわが子の無事を願ってしまいますよね。そのためには、どのような予防や対策をしたら良いのか考えてみてください。

予防接種

国が推奨している予防接種は、適切な時期に受けるのが望ましいです。子どもが小さいうちは、ちょっとしたことで熱を出して接種予定が狂ってしまうこともありますが、小児科医や保健師に相談してうまく計画を立てましょう。

任意接種のものも、兄弟姉妹の有無や毎年の流行などを踏まえ、計画的に接種することをおすすめします。分からないことは、保健センターの健診などで質問してみましょう。

特に病児保育などの施設がなければ、仕事をしている親は仕事と子どもの板挟みになり、つらい思いをすることもあります。予防接種をしておけば、完全に防ぐことは難しいものの感染しても重症化せず、軽い症状ですむことが多いです。

アレルギーとうまく付き合う

親のどちらかにアレルギーがある場合、子どももアレルギー性の病気を発症する確率が高くなることは知られています。特にじんましんやアトピー、喘息、鼻炎などが、俗に言うアレルギーマーチとなって次々に発症してしまうことも考えられます。

アレルゲン検査を受け、アレルギーを引き起こす原因物質を除去することも効果的ですが、あまり過度に行うのもよくありません。大きな病院のアレルギー外来を受診し、体質改善、抗アレルギー薬の服用など、治療方針や予防などについて相談しましょう。

小さいうちは何かと通院することが多いですが、それも成長とともにだんだんと頻度が減ってきます。生活環境を整えたり、自分の症状をうまく説明して適した治療や予防を行えたりすると、うまく付き合っていけるようになるでしょう。

脱水症状に気をつけよう

下痢や嘔吐が続く場合は、脱水症状に十分に気をつける必要があります。水分が不足している状態は、唇がカサカサになってきたり、尿の回数が減ったりすることで判断できます。重要なのは、経口補水液やスポーツドリンクなどでミネラルと糖分を一緒に摂取することです。水だけを大量に与えると中毒を起こすことがあるため、気をつけましょう。

自力で水分補給ができないようであれば、点滴が必要です。脱水症状が疑われるときはすぐに受診してください。

正しいやり方で手洗い・うがいする

基本的な予防方法としては、昔から言われている手洗い、うがいが欠かせません。ただし、漫然とやっていてもあまり効果は期待できないでしょう。爪と指の間や手首もしっかりと洗う、上を向いてガラガラとうがいする、など正しい方法をマスターすることが大切です。

流行している時期は人混みを避ける

手洗いやうがい、外出時のマスクの着用などを徹底して生活していても、感染は100%完璧に防ぎきれるものではありません。感染症が流行している時期は、なるべく不要不急の外出を避け、満員電車や人が大勢集まるところには行かないなど、不特定多数の人混みを避けることも効果的な予防方法です。

まとめ

できることなら何の病気にもかからずに健康に過ごせるのがベストですが、小さいうちに数々の免疫がつくことにより、その後たいした病気もせずにすむこともあります。発症したときは、なるべく安静に、治ったと思っても感染する危険性がなくなってから外出するようにしてください。

子どもは普段から体温が高いため、特に下痢や嘔吐をしていなくても熱が出ると発汗し、脱水症状になることもあります。食事が摂れなくても水分さえ摂れていれば心配ない、と言われるぐらい水分補給は大切です。こまめに少しずつ飲ませるようにしましょう。

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