私服の小学校ではどんな服装がいいの?

私服の小学校ではどんな服装を選べばいいの?

小学校によっては制服などが指定されている場合もありますが、
ほとんどの小学校では私服での通学になります。

今回は小学生が通学する際の服装選びについて、
男の子と女の子それぞれのポイントを季節ごとに分けて解説します。

子どもの服選びで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

男の子の洋服の選び方

男の子は小学校に入学すると動きがより活発になり、
遊びもアグレッシブになる傾向があります。

そんな特性を踏まえた服装選びをしましょう。

春の服装

入学・進級の季節の春は、朝の登校時間と下校時間の温度差が大きくなります。

地域によってはゴールデンウィーク明け辺りまでは、
ロングTシャツや上着も必要になります。

気温の変化が激しいこの時期は、
脱いだり着たりするのが簡単な薄手のカーディガンがると便利です。

また、入学直後は「自分の足で毎日歩く」ということに慣れる必要があります。

歩きやすさと転びにくさを考慮すると、柔らかい素材の長ズボンが良いでしょう。

入学直後は身体測定やレクリエーションなどの行事が多いほか、
早速体育の授業が始まれば体操服に着替える場面も出てきます。

ボタンの多いシャツは脱ぎ着しにくいので、最初は避けておいた方が無難です。

夏の服装

夏は半袖Tシャツと通気性が高い短パンが基本になります。

ただし、紫外線に弱い子どもで肌が弱く日焼け止めクリームが使いにくい場合は、
メッシュ素材の上着を持たせると良いと思います。

学校によっては、夏場の暑い時期はエアコンを使用するので、
夏風邪など少し体調があやしいときなどは調整できる服も必要です。

下校する際に虫取りなどに集中してしまうことも考えられるので、
帽子を被らせると安心です。

地域によって異なりますが、1学期にプールの授業が始まるところが大半です。

プールはすべて服を脱ぐ必要がありますが、着替え時間は10分程度と限られています。

さらにプールの後は体が湿っていて着替えにくいので、
ゆとりのある服装がおすすめです。

秋の服装

秋は、新1年生も学校生活に馴染んできた頃です。

暑い時期にはTシャツ、
少し肌寒くなってきたらロングTシャツなどに変化していくでしょう。

ただし、夏休みが終わっても、運動量の多い男の子はたくさん汗をかきます。

両親が共働きで夕方まで児童クラブなどで過ごす場合は、
家に帰るまでその服装でいなければなりません。

そのため、上着などの着脱しやすいものをランドセルに入れておくと安心です。

虫取りなどの授業がある学校では長袖長ズボンを着用するか、
長めの靴下をはかせて肌の露出を控えておくと、虫刺され対策になります。

冬の服装

2学期後半は寒さが本格的になってくる地域もあるので、
ダウンなどの暖かな服装が必要になってきます。

寒がりな子どもでない限り、低学年のうちは裏起毛の服1枚で調整するより、
何枚か重ね着させることをおすすめします。

理由は、教室は暖房がかかっていることが多く、重ね着をしていれば、
暑く感じた時や寒くなった時に子どもが自分で着脱しやすいからです。

トレーナーと長ズボンを中心に考え、
特に冷え込む日はインナーに長袖のヒートテックなどを用いて工夫しましょう。

朝寒い通学時には、手袋やマフラー、ネックウォーマーなども必要になります。

女の子の洋服の選び方

幼年期からおしゃれに目覚めることも多い女の子は、
どんな服装で通学するのが望ましいでしょうか?

低学年のうちは男女混ざって遊ぶ機会もあるので、
子どもの普段の様子を見ながら服装選びをしたいものです。

春の服装

入学直後はまだまだ朝夕寒く、地域によっては上着が必要なこともあるでしょう。

女の子の場合、薄手のロングTシャツと上着を組み合わせると、
日中暖かくなってきた時にも手軽に脱いだり着たりできます。

入学直後でも体操服に着替える機会があるので、
低学年の間は脱ぎやすい服装がおすすめです。

ボタンが多かったり、ワンピースなどで背中にボタンやチャックがある洋服だと、
子どもが着替えの時間に間に合わず困ってしまうことがあるので、注意してください。

スカートだけでは寒いと感じられる場合は、
スカートの下にスパッツやタイツをはかせます。

悲しいことですが昨今、通学途中の子どもを狙った犯罪も多いため、
極端に短いスカートは避ける方が望ましいです。

中に薄手の短パンをはかせるなどして、直接下着が見えないようにしておきましょう。

夏の服装

夏場の服装は、Tシャツとスカートやパンツのスタイルが基本です。
登下校する通学路を確認して日影が少ないと感じたら、帽子を被らせましょう。

朝の登校前に、刺激が弱めの日焼け止めを塗る家庭もあります。

夏になるとプールが始まりますが、
女の子は男の子に比べて着替えるのに時間がかかります。

プールの授業の後にきちんと髪の毛を拭く時間があれば良いですが、
休み時間はせいぜい10分程度です。

幼稚園や保育園とは違って、時間に追われながら着替えなくてはなりません。

特に、まだ小学校のスケジュールについていけない1年生は、
うまく拭けずに髪の毛から滴がしたたっているまま着替えることも考えられます。

水に濡れても乾きやすい服装を、心がけると良いでしょう。

秋の服装

冬に近づくにつれて、だんだんと1日の寒暖差が大きくなってきます。
普段から気温を意識して服装を考えましょう。

特に肌寒い日で雨が降っていると、体が冷えやすくなります。

子どもでも女の子は冷え性が多く、体を冷やすと良くないので、
男の子より気持ち暖かな服装を心がけましょう。

ロングTシャツや薄手のトレーナーなどに、
スカートやパンツを合わせたスタイルが基本となります。

そこに薄手のカーディガンやベストなどを、気温に合わせて調整すると良いでしょう。

冬の服装

本格的な冬を迎えると、教室ではエアコンがつけられます。

しかし通学中はとても寒いので、
手袋やマフラー、腹巻や毛糸のインナーが必要になります。

上着はダウンなどの暖かなものを選び、
中にはトレーナーなどを着るのが基本的なスタイルです。

スカートやキュロットなど足の出るものをはくときは、
ヒートテック素材のタイツやスパッツがおすすめです。

暖かな服装をさせて、子どもの体を寒さから守りましょう。

洋服選びのポイント

ここからは実際の洋服選びのポイントを3つ解説します。

色選びや着させる服選びのコツについて、まとめるのでぜひ参考にしてください。

低学年のうちは汚れること前提で

小学校一年生では、まだまだ色々なシーンで服を汚してしまいます。

給食をこぼしたり、校庭で思い切り転んだり、
クレヨンや絵の具をつけてしまったりなど、トラブルが絶えないのです。

そこで少しでも汚れが目立たないように黒や紺などの濃い色を選び、
白はできるだけ避けることが無難です。

通学時の安全も考えて

黒や紺を着る際は、
白や黄色などのちょっとしたラインの入った服を着るようにしてください。

理由は、下校時間が遅くなって薄暗くなった時に、
黒や紺一色だとドライバーが気づきにくいからです。

もしランドセルをまだ購入していない人は、
安心して登下校できるよう設計されたモデルをチェックしてみてください。

フィットちゃんの「安ピカッ」という機能は、
ランドセルのふちが車のヘッドライトに反射して、
60m先のドライバーからでも認識されます。

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パターンを決めておくと朝が楽

毎朝、子どもに着せる服を考えるのは大変です。

朝のやるべきことを少しでも減らすために、
小学校に着ていく服はパターン化しておくのがおすすめです。

前半で紹介した季節ごとの洋服選びを参考に、
曜日ごとに何を着るのか決めて収納しておくのがよいでしょう。

最初のうちはタンスなどから出してあげる必要がありますが、
慣れてくれば自分で用意して学校に行けるようになると思います。

まとめ

小学校に入学すると、体操服や水着などに着替える時など、
今までとは違って手助けがして貰えません。

そのため、伸縮性のあるものやボタンが少ないものなど、
子供が素早く一人で脱いで一人で着られる服を選ぶようにしてください。

男の子も女の子も、季節による寒暖差や子どもの活動などをよく考慮して、
子どもの特性に合わせた服装選びが大切になってきます。